「身を城の如しと為し、骨を幹として、肉を塗る、生まれて老死に至る、ただ恚と驕りとを蔵す」(法句経)
お釈迦様は、人体は「地・水・火・風・空の五大により成る五大成身」と説きます。「大」とは、要素の意味です。「地大」は髪・毛・爪・歯・骨。「水大」は、唾液・血液です。「火大」は、体温。「風大」は、手足の動き。「空大」は、空間です。この五大の中には「老いと死と、いかりと驕慢」とが蔵されていると法句は言います。このことを四苦八苦の全てが包臓されているのです。私たちは無常の存在です。この無常感が人生に苦を呼ぶ原因の一つと考えられています。はかない人生において「いかりと驕慢」に身を焼き更に苦を深めていると句は教えているのです。