「悪をふたたびなすなかれ、悪の中に楽しみを持つなかれ、悪の蓄積は耐え難き苦痛となればなり」(発句経)

私たちは盗みとか殺しとか身体でする悪行には深い悔い持ちますが、口でする悪にはさほど痛みを感じません。実はそれだけに過ちを重ねやすいのです。「こわいものを持たない」貧しさから悪を成しても平然としている昨今、文明人としては反省しましょう。