「中道」とは四句百非(しくひやくび)を絶すこと」(釈尊)

四句とは、「有・無・有無(有無の折衷)・非有非無(有りでも無しでもない)をいいます。この四者の分別を全て否定し、それを超えるのを「四句を絶す」といいます。「百非を絶す」というのは、「否定を百回も繰り返してそれを超える事です。否定を固守するだけで否定に執らわれているのです。固定化と形式化を乗り超えるには永遠の否定の「四句百非を「必要とするのです。