「他の過失は見やすく、おのれのとがは見がたし、他の過ちをただすこと、糠を簸るがごとし」(法句経)252) 他人の過失は目につきやすく、自らの過失はめにつきにくいものである。他人の過失は、籾殻を吹き分けるようによく見分けがつく。だが自分の過失はなかなかか気がつかないもの。人には寛、おのれには厳。