「坐禅の功徳ははかりしれない」(道元:弁道話)しるべし、たとひ十方無量恒河沙数の諸仏、ともにちからをはげまして、仏智慧をもて、一人坐禅の功徳をはかり、しりきはめんとすといふとも、あえてほとりをうることあらじ。(知るがよろしい。たとい十方世界の数かぎりない仏達の力をあつめ、その仏の智慧をもって、一人の坐禅の功徳を量りきわめようとしても、とてもその傍にもよりつけないであろう。)