「生死の中に仏あれば生死なし」「生死の中に仏なければ生死まどわず」夾山・定山(かつさん・じょうざん)といわれた二人の禅師の言葉である。生死をはなれたいと思う人々は、まさしくその意味するところを明らかに知るがよいと(道元:正法眼蔵・生死)。