「大地のことごとくが解脱の門であるとはどういうことか」これは全く執着することもなく、関係することもないのをいうのである。「尽大地」すなわちこの大地のことごとくといえば、それはもう時間と空間をこえ、誰の心にも誰の言葉にも、こんな親しいものはなく、何を挟む隙間もない。つまり、この限りもなく、辺りもない、この大地のことごとくである。そんな処であるから、そこで解脱の門にはいろうとしてもまた出ようとしてもそ、そんなことは到底でき得ることではない。(道元:正法眼蔵・唯仏与仏)
「大地のことごとくが解脱の門であるとはどういうことか」これは全く執着することもなく、関係することもないのをいうのである。「尽大地」すなわちこの大地のことごとくといえば、それはもう時間と空間をこえ、誰の心にも誰の言葉にも、こんな親しいものはなく、何を挟む隙間もない。つまり、この限りもなく、辺りもない、この大地のことごとくである。そんな処であるから、そこで解脱の門にはいろうとしてもまた出ようとしてもそ、そんなことは到底でき得ることではない。(道元:正法眼蔵・唯仏与仏)