仏道をもとむるには、まず道心を先とすべし。道心のありよう、しれる人まれなり。あきらかにしれる人にとふべし」道心をつけるには、我が心を先とせず、仏のとかせたまはることを先とすべし。夜昼常にこころにかけてこの世にいかでかまこと之菩提心あらましとねがい祈るべし。(道元:正法眼蔵・道心)