「渾身虚空にかかる」「ここはいったい、いかなるところであるか」という。それは坐禅する蒲団のうえである。その道が実現すれば、そこには仏祖がある。仏祖の道か成就すれば、おのずからして嫡々相承して、仏祖の皮肉骨髄なる渾身は、虚空にかかって存する。