「鉢盂(はちう)の正伝について」仏教では古来から法を嗣ぐことを「衣鉢」を嗣ぐという。袈裟・鉢盂をもって法の正伝を表現する。何れの仏もみな先仏が正伝してきたとおりに頂戴し、保持して、肌身を離さずそのようにして仏祖から仏祖へ正伝してきたのである。(道元:正法眼蔵・鉢盂)