「不妄念その2」なんじら比丘は、善知識を求め、善き助けを求めようとするであろうが、それには不妄念にまささるものはない。もしよく不妄念を抱くならば、もろもろの煩悩の賊も、ついに入ることを得ないであろう。念の力がつよくかつ堅固であれば、五欲の賊たちのなかにはいっても、ために害せられるようなことはあるのまい。(道元:正法眼蔵・八大人覚)(五欲とは、色・声・香・味・触の五つの感覚の対象をいう。それらが人間の欲望をひきおこすからである。)
「不妄念その2」なんじら比丘は、善知識を求め、善き助けを求めようとするであろうが、それには不妄念にまささるものはない。もしよく不妄念を抱くならば、もろもろの煩悩の賊も、ついに入ることを得ないであろう。念の力がつよくかつ堅固であれば、五欲の賊たちのなかにはいっても、ために害せられるようなことはあるのまい。(道元:正法眼蔵・八大人覚)(五欲とは、色・声・香・味・触の五つの感覚の対象をいう。それらが人間の欲望をひきおこすからである。)