智慧を修するその2」もし智慧があれば、自ずから貪り執着することはないであろう。だから常にみずから省察して、智慧を失わないようにするがよい。さすれば、我が教えのなかにおいて解脱するであろう。聞・思・修の智慧をもって、自ら利益するがよろしい。智慧の輝きがあれば、たといその眼は肉眼であってもしかもなお明眼の人ということを得るであろう。これを智慧という。