出家功徳2」もし出家するならば、それはあたかも人なき広野にあるがごとく、その心を一つにして、無念無想なることができる。さすれば、他事もまたことごとくさる。静かに樹林のあいだに坐すれば、寂然としてもろもろの悪は滅し、括淡としてただ一心なるを得ん。(道元:正法眼蔵・出家功徳)