「出家功徳22」わたしどもは、すでに受けがたき人身をうけたのもならず、また遇いがたき仏法に遇うことをえたのである。いそぎあれこれの事どもを捨てて、すみやかに出家して仏道をまなぶのがよろしい。国王・大臣だとか妻子眷属などというものは、どこでだって遇えるものである。ただ仏法というものは、優曇華のように滅多に遇えるものではない。(道元:正法眼蔵・出家功徳22)優曇華とは3000年に1回咲くという花つまり稀なこと。