「釈迦牟尼仏大衆に告げて言う」「一心欲見仏 不自借身命 時我衆僧 倶出霊鷲山」一心に仏を見たてまつらんと欲して、自ら身命をも惜しまず。その時、われおよびもろもろの僧たちは、ともに霊鷲山に出ずる」その一心とは、仏を見たてまつらんその一心は、霊鷲山そりものであり、及びもろもろの僧たちである。身と心がともに仏を見たてまつらんとする欲しないわけはない。(道元:正法眼蔵・見仏)