天童如浄の言葉2「六年苦行かさねてきた野狐のばけものは、ぽつんと飛び出してきたが、満身ことごとく糸のもつれだ。じっと眼をつぶってるから、もはやなんにも探しているのではあるまい。それでも人を誑(たぶら)かしていま明星に悟ったという。いったい、なにかを探す時には、うまくいった時にはもう探すものはなというし、うまくいかなかった時にも、もう探すところはないというものであろう。」(道元:正法眼蔵・眼睛)
天童如浄の言葉2「六年苦行かさねてきた野狐のばけものは、ぽつんと飛び出してきたが、満身ことごとく糸のもつれだ。じっと眼をつぶってるから、もはやなんにも探しているのではあるまい。それでも人を誑(たぶら)かしていま明星に悟ったという。いったい、なにかを探す時には、うまくいった時にはもう探すものはなというし、うまくいかなかった時にも、もう探すところはないというものであろう。」(道元:正法眼蔵・眼睛)