「寒暑のことがまことは仏祖の活眼晴であり、煖皮肉であることを思い至らねばならない。つまり寒さはどこまでも寒さであり、暑さもまたどこまでもただ暑さである。それはそなたには関係のないことである。ただいろいろと策を講じて回避しようなどとしても、それはなお、頭と尻尾をとりかえてみるというにすぎないのである。(道元:正法眼蔵・春秋)