「拈華とは、仏の眼晴、仏の心識、仏そのものの「はたらき」をいうのである。すべて、この山河大地、日月風雨、人類畜類、草木のいろいろの、各々の「はたらき」が拈優曇華である。生死も未来も拈優曇華のいろいろの姿である。優曇華の光明即ち「はたらき」である。いまわれらがこのように参学するのがすなわち優曇華のはたらきである。(道元:正法眼蔵・拈優曇華)