「諸法は実相なり」「諸法は有為にあらず、無為にあらず、実相なり。如是実相なり、如是は而今の身心なり。この身心を以て発心すべし。水ををほふみ石をふむきらうことなかれ。ただ一茎草を拈じて丈六の金身を造作し、一微塵を拈じて古仏の塔廟を建立する、これ発菩提心なるべし。見仏なり、聞仏なり、。見法なり、聞法なり、作仏なり、行仏なり。(道元:正法眼蔵・発無上心)