「発菩提心の修行」菩提心をおこしてからは、長い長い間に渡って修行する、あるいは、数限り無い劫行じ仏となる。あるいはまた、数限り無い劫に渡って行じながらも、先に衆生を渡して、自分では一向に仏にならないものもある。だだ衆生を渡し衆生を利益するのみである。そのいずれかを採るかは、ただ行者の意向に従うのみである。(道元:正法眼蔵・発菩提心)