「結跏趺坐について」まっしぐらに一切の世界を超越しきたって、仏祖の家において最も尊くかつ貴なるものは結跏趺坐である。仏祖の家の奥深きところにそのなかの人たらしめるものは、ただ結跏趺坐のみでる。身心をもって結跏趺坐するのがよろしい。更に身心を忘れ去って結跏趺坐するのがよろしい。(道元:正法眼蔵・三昧王三昧)