三十七品菩提分法(さんじゅうななほんぼだいぶんほう)とは、四念処(しねんじょ)・四正勤(ししょうごん)・四神足(しじんそく)・五根・五力・七等覚支(しちとうかくし)・八正道支(八聖道)の徳目の総数をいう。それを説いたのは仏陀その人である。これらの徳目は互いに重複したり関係しあっているのである。これを葛藤という。。それを修行し、また実現することである。これらを実現したときこれを呼んで諸仏というのである。(道元:正法眼蔵・三十七品菩提分法)
悟りを成就するための3三十七7種の教と行と証の修行の道を示したもの。この教行証の修行は、上に向かって証を求め、下に向かって衆生を救うものである。この向上向下の両道が三十七種の教行証の修行の階級として共にからみあって仏道を実現するのである。