「択法覚支とは」法の真偽をさだかにえらびとる智慧である。そこでちょっとでも差があっては、結局は天地ほどへだたりとなるのだということである。だからしてこの道にいたるは、難しい、易しいといったことではない。要はただよく心して自ら択ぶことであるというのである。(道元:正法眼蔵・三十七品菩提分法)