「除覚支」とは、妄見や煩悩を除いて、身心の軽安を得ることである。そのためには、もし自己の中にある時には、みずから自己に同ずることをつつしみ、もし他の人々の中にあるときは、その人々に雷同することをつつしむのがよい。自己は自己に徹し、他は他に徹しきる。この道理をはっきりと体験することにより純一無雑となり、異類の中に混じっていても異類のものとはならない。自他から解脱の仏行となるのでする。(道元:正法眼蔵・三十七品菩提分法)
「除覚支」とは、妄見や煩悩を除いて、身心の軽安を得ることである。そのためには、もし自己の中にある時には、みずから自己に同ずることをつつしみ、もし他の人々の中にあるときは、その人々に雷同することをつつしむのがよい。自己は自己に徹し、他は他に徹しきる。この道理をはっきりと体験することにより純一無雑となり、異類の中に混じっていても異類のものとはならない。自他から解脱の仏行となるのでする。(道元:正法眼蔵・三十七品菩提分法)