「あらゆるものことの真理の体験は諸法実相そのものである。仏の人格と化したところにある諸法の真実相が仏と一体となるばかりではなく諸法の真実の相は衆生の一人一人のものである。仏道の参学は諸法実相であり、諸法実相は仏である。諸法実相、諸仏、人々の三者は、無差別、平等、一等の参学である。(道元:正法眼蔵・諸法実相)

道元の思索は極めて難解である。それを理解しようとしても無理が生ずるので唯唯じっと読むしかないと思います。理解しようとせずただ幾度と読むことに心掛ければなにかしか気づくと思います。