「宗の仏教の現状を批判する。」臨済の四料簡・四照用、雲門の三句、洞山の三路・五位などは仏教を学ぶものにとって意味がない。仏祖が正しく伝えてきた大道は、いろいろと心について語り、また身について語っているのである。それを学ぼうとするだけだけでも、到底暇などない。なんの閑暇かあってそんな末流のことばなどを弄ぼうとするのであるか。仏法の身心を学ぼうとしないからである。(道元:正法眼蔵・仏教)