「面授2」誰が誰になにを面授するのか。その面授によってどんな功徳が生されるものはずるのであるのであろうか。」授受せられるものは、仏祖の面目である。それが仏の面前、祖の面前にあって、直々にさずけられるのである。授けるものは、仏祖、受ける者は仏祖たるべき人、そして授受せられるものは、仏祖の面目である。それによって、その人は身心またあらたまって、如来の面目をゆうするものとなるのである。(道元:正法眼蔵・面授)

万葉集12「斉明天皇御歌」「吾が欲りし 野鳥は見せつ 底深き 阿胡根の浦の 珠ぞ拾はぬ 」解釈「私が願っていた野鳥はみせられた。底の深い阿胡根の浦の珠〈真珠)はまだ拾うことができないでいる。