坐禅の仕方1「参禅は坐禅なり。坐禅は静処よろし。坐蓐(にく)あつくしくべし。風烟をいらしむることなかれ。雨露をもらしむることなかれ。容身の地を護持すべし。坐処あたかなるべし、昼夜くらかざれ。冬暖夏涼をその術とせり」(参禅は、坐禅である。坐禅は静かな処がよろしい。坐のしきものは厚くするのがよい。風や煙をいれてはならない。雨露の漏るようなことがあってはならない。身をおくべき場処を確保しなければならない。)(道元:正法眼蔵・坐禅儀)

万葉集19「綜麻形乃 林始乃 狭野榛能 衣尓着成 目尓都久和我勢」綜麻形(へそがた)の林の崎の さ野榛(はり)の 衣につくなす 目につく吾が背」 解釈「綜麻形(三輪山)の林の榛の着物に染まりつくように目先にしみついてはなれない吾が背子よ」