「坐禅の仕方5」袈裟や僧衣は緩やかに着けて、ぴたりと整えるのがよろしい。右手は左の足の上に置き、左手は右の手の上に置く。両手の拇指のさきは、互いに相ささえる。両手をそのようにして体に近づけておまくのである。両手の拇指が出合った先を、臍の前におくのがよい。(道元:正法眼蔵・坐禅儀)

万葉集25「み吉野の 耳我の嶺に 時無くぞ 雪は零(ふ)りける 間(ま)無くぞ 雨は零りける その雪の時無きが如(ごと) その雨の 間無きが如 隈(くま)もおちず 思いつつぞ来る その山道を」

万葉集26「み吉野の 耳我の山に 時じくぞ 雪は零(ふ)ると云う 間(ま)無くぞ 雨は零ると云う その雪の 時じきが如 その雨の 間無きが如 隈(くま)もおちず 思いつつぞ来る その山道を