「坐禅の仕方6」姿勢を正ししてぴたりと坐るのがよい。左が高くなったり、右に傾いたり、前にかごみ、後ろにあおむけになるなどしてはならない。必ず耳と肩とが一直線になり、鼻と臍が一直線になるようにするがよい。舌は上の顎につけるのがよい。息は鼻から通すのがよい。唇と歯はくっつけるのがよい。目は開けておくのがよい。あまり見張らず、あまり細めないのがよい。そのように身と心を調え、口を大きく開けて一息するのがよろしい。(道元:正法眼蔵・坐禅儀)

万葉集27「淑人(よきひと)の よしとよく見て よしといひし 芳野よく見よ よき人よく見」(昔のよい人が よいところだとよく見て、よいと云ったよし野を見てよくみてごらん。今よい人もよくごらん) 

万葉集28「春過ぎて 夏来たるらし 白たえの 衣ほしたり 天の香具山」〈春が過ぎて夏がきたらしい。白い着物がほしてある。あの天の香具山よ)