「その知はおのずから微であるということの意」その知はおのずから微であるからして、まったく分別の思いがないということである。思うという知のいとなみは、かならずしも他の力を借りないのである。その知は形ちがあり、その形は山であり、河である。亦不思議なものであって、それを用いれば活潑々地ととて生きた働きをなすのである。(道元:正法眼蔵・坐禅箴)
万葉集「何所尓可 船泊為良武 阿礼乃埼 榜多味行之 棚無小舟(いづくにか ふねはてすらむ あれのさき こぎたもやきし たなしこぶね)「何処で船泊りすることてあろう。安礼の崎を漕ぎ廻って出て行った棚もない小さな舟は」