「坐禅のありようは、魚が水の中をいくがごとく、千万の行程がありとも、誰も測ることができない。その徹底透脱乃行程は、ずて鳥飛んで行くことなしちいうところである。(正法眼蔵・坐禅箴)

万葉集「暮相而 朝面無美 隠尓加 気長妹之れ 廬利為里計武」〈よいにあひて あしたおもなみ なぱりにか けながくいもか いおりせりけむ)「晩に逢って、明くる朝は面はゆくて 隠る という、その名が性をあらわす名張の地にでも 幾日も、妹はいほりをしていたのであろうか」