「坐上のいましめ」「空が飛び去るときには、鳥も飛び去り、鳥の飛び去るときには、空も飛び去るのである。その飛び去り方をいうべきことばを求むれば「ただここに在り」というところである。それが坐上のいましめである。どこにいこうともいつでも勇躍して「ただここに在り」というのがよい。(道元:正法眼蔵・坐禅箴)

万葉集「大夫之 得物矢手挿入 立向 射流圓方波 見尓淸潔之」(ますらおが さつやたはさみ たちむかい いるまとかたは みるにさやけし)「ますらおが狩や矢を手挟んで立ち向かい射る的 その的形の浦きまことにすがすがしい眺めである。」