「仏縛とは」智慧を智慧として知りかつ解するところから、その知見、その理解に束縛されることである。そのような思いがちらりと念頭をかすめただけでも、とても解脱などは思いもよらない。いつまでも思い違いを繰り返すばりである。またそれは縄なくして自ら縛するということである。ただいたずらに仏法の周辺に窟を掘って生き続けるのみである。(道元:正法眼蔵・行仏威儀)
万葉集「大友乃 高師能浜乃 松乃根乎 枕宿杼 家之所偲由」(おおともの たかしのはまの まつがねを まくらきぬれど いえししのばゆ)「この風景の美しい大友の高師の浜の松が根を枕にして寝ても、なお故里の我が家が偲ばれる」