「仏教とはなにか」諸仏の道現成、これ仏教なり。これ仏祖の仏祖のためにするゆえに、経が経のために正伝するのである。これ転法輪なり。この法輪の眼晴裏に、諸仏祖を現成せしめ、諸仏祖を般涅槃せしむ。」(ここにいう「道」というのは「いう」でありことばである。もろもろの仏のことばの実現したるものがそれが仏教である。これを転法輪という。その法輪の眼晴のなかにあって、もろもろの仏祖が出現シュッ玄し、またろもろの仏祖が滅してゆくのである。(道元:正法眼蔵・仏教)

万葉集「丈夫之 鞘乃音為奈利 物部乃 大臣 楯立良思母」(ますらおの とものおとなすなり もののふの おほまえつきみ たてたつらしも)「勇士たちの鞘の音か゜する。将軍は楯を立てて陣容を整えている様子である。)