「真の仏は形のないもの、真の法は形相のないものである。それなのに、ただ幻人の弄する変化に心をうばわれ、それを求めて得たとしても、それはすべて野狐の精に魅入られたというものである。それは決して真の仏ではなく、外道の見解に墜ちたものなのである。ということであるから、もろもろの仏の六神通は、一切の諸天や鬼神ならびに小乗の徒の、思い及ばなぬところであり、測り知ることができないところである。(道元:正法眼蔵・神通)。
万葉集「稲日野毛 去過勝尓 思有者 心恋敷可古能嶋所見」(いなびのも いきすぎかてに おもへれば こころこいしき かこのしきみゆ) 「稲日野も行き過ぎかねて思っているに、心惹かれる加古の島が見える。」