「百丈の神通力」「眼・耳・鼻・舌において、それぞれ一切の有形・無形のものを貪り執することなきこと、これを四句の偈をまもるといい、また四果という。六根・六境のかかわりにおいて、その足跡をとどめざるを、また六神通という。あるいは今言うところの一切の有形・無形のものに執しないのは、すべて知解に依らぬはないというのも、またこれを神通となづける。そして、そのような無神通の菩提は、まったくその足跡を尋ねることができない。これこそ仏位にいたる人であり、最も不可思議な人であり、すでに仏といってもよい人である。(道元:正法眼蔵・神通)
万葉集「天離 夷之長道従 恋来者 自明門 倭嶋所見」(あまざかる ひなのながぢゆ こいくればあかしのとより やまとしまみゆ)「遠い地方からの長い道々を恋しく思いながらやって来ると 明石海峡から大和の山がみえる。」