「摩訶迦葉の行持1」「摩訶迦葉は釈尊の正当の法の嗣手である。生きていた間は専ら十二頭陀を行しつづけていささかも怠ることがなかった。十二頭陀行というのは (一) 人の請を受けず日々に乞食を行ずる。また比丘僧の一飯食分の銭財を受けない。 (二) 山上二止宿して、人舎・郡県・聚楽に宿らない。(三) 人に依って衣被を乞うこともせず、人の衣被を与うるもまた受けない。ただ丘塚の間の死人の棄つるところの衣を取り、補治してこれを衣る。(道元:正法眼蔵・行持)
「摩訶迦葉の行持1」「摩訶迦葉は釈尊の正当の法の嗣手である。生きていた間は専ら十二頭陀を行しつづけていささかも怠ることがなかった。十二頭陀行というのは (一) 人の請を受けず日々に乞食を行ずる。また比丘僧の一飯食分の銭財を受けない。 (二) 山上二止宿して、人舎・郡県・聚楽に宿らない。(三) 人に依って衣被を乞うこともせず、人の衣被を与うるもまた受けない。ただ丘塚の間の死人の棄つるところの衣を取り、補治してこれを衣る。(道元:正法眼蔵・行持)