「百丈山のの大智禅師の行持・一日不作、一日不食」「大智禅師は、その昔馬祖の侍者をしていたころから、亡くなるその日いたるまで、一日といえども衆のため、人のため勤めない日はなかった。みなと力をあわせて作務するときには、壮齢の者と同じように力を励まして力められた。みんなそれをみていたわしいと思い、気の毒の思ったがそれでも禅師はやめなかった。そこで人々は、案じたすえ、とうとう々作務の時に作務の道具を隠してしまった。すると禅師は、その日一日食事を召し上がらなかった。それが云うところの「一日不作、一日不食」のいわれである。(道元:正法眼蔵・行持)