「二祖慧可の行持」中国の第二祖慧可は、諡(おくりな)して正宗普覚大師と称し、また太祖禅師という。神も鬼もともに心をよせて慕い、僧も俗人もおなじように尊敬した高徳の仏祖であり、心の広いひとであった。久しく落陽のほど遠からぬ辺りに住んでひろくもろもろの書をまなび、その学殖は世の稀とするところ、めったに程の方であった。(道元:正法眼蔵・行持)
「二祖慧可の行持」中国の第二祖慧可は、諡(おくりな)して正宗普覚大師と称し、また太祖禅師という。神も鬼もともに心をよせて慕い、僧も俗人もおなじように尊敬した高徳の仏祖であり、心の広いひとであった。久しく落陽のほど遠からぬ辺りに住んでひろくもろもろの書をまなび、その学殖は世の稀とするところ、めったに程の方であった。(道元:正法眼蔵・行持)