「山水の類いについて」一つの対象にたいしてその見るところがさまざまであるのか、それともいろいろの現象を一つの物と錯誤しているのか、研究に研究をかさねてみるがよい。それとおなじように、仏道をならうということも一通りや二通りであるはずがない。究極の境地にも千差があり万別があるはずである。(道元:正法眼蔵・山水経)