時時に勤めて払拭せよ

弘忍禅師は禅法を継がせたいため門下に偈を示せと。高弟の神秀は「身是れ菩提樹 心如明鏡台 時時勤払拭 莫使惹塵埃」と偈を示した。その意は「身体は悟りを宿す樹のごときもの 心はもと清浄で美しい鏡のごときもの ゆえに 常に汚れぬように払ったり拭いたりして 煩悩の塵をや埃つけてはならない」禅には常に清浄なる境地になるよう努力の積み重ねが大切であると説いたのです。