「十方の仏土は法華」十方の仏土はただ法の花のひらくところである。そこに十方三世の諸仏・諸菩薩があって、あるいは法華を転じ、あるいは法華がこれを転ずる。それがそのまま本行菩薩道の不退不転の修行である。諸仏の智慧ははなはだしく量りがたく、安穏にして微妙なその境地は解しがたく入りがたし。(道元:正法眼蔵・法華転法華)