直須万年(ぢきしゅばんねん) (正法眼蔵・一顆明珠)

今というのはすなわち永遠であって、一瞬が万年に通じそこに自己の全て、つまり宇宙の全てが現じているという。昨日もない、今日もない、そういう無限の中に自分が浮かんでいると思うと何らかの束縛から解放されて、自由になるという気がします。宇宙の命と自分の命が一つになって息づいている。これが坐禅です。