「以水為命、以空為命」(いすいめい、いくういめい)
魚はもし水をいづればたちまちに死す。鳥もし空をいづればたちまちに死す。魚が水の中を行くのにいくら行っても水の際はない。鳥が空を飛ぶのに、いくら飛んでも空の際はない。けれども、鳥がもし空を出てしまったり、魚が水を出てしまえばたちまちに死にます。人間はどうか。人間も亦同じです。人間は現実の世界の「いま、ここ」に生きています。人間もその法という水、法という空の中に活きるなら本当の意味で命を生かす事になるし、生きる事になりますが法という水、空を離れるならば心は死ぬし命を全き輝き示す事はできないのです。(法とは真実、真理の意)