坐禅の3要素


調身

まず姿勢を調えます。足の組み方はいろいろありますがその人にあった坐り方でもかまいません。
背筋を伸ばし、目は1メートル先を見ると半眼になります。

調息

正しい呼吸、つまり息を整えます。ゆっくりとした腹式呼吸をします。

調心

心はあるがままに任せます。考えを追いかけないことです。浮かんだことは浮かんだままにしておき、聞こえた音はその音に任せます。うるさいとか、誰か来たかと追求しないことが無心につながります。

目標


坐禅の時間は1炷と言って40分間坐りますが自宅で坐る場合は5分でもよいと思います。
まず坐ることです。
坐り続けることにより何かを感ずるようになります。
心が平静になり、苛々とした気持ちは薄らいで来ます。
心も前向きに成り、やる気が出てきます。
いままで悩んで来たことが馬鹿みたいと気づきます。
自分は今、ここに生きていること、いまを大切に生きることに気づきます。

まず坐りましょう 只管打坐 これが人生に何にも当てはまります。
今、ここがすべてで、自分授けられたことに全ての力を淡々とこなすこと、これがこれが悟りです。
悟りは雪だるまの例えられます。転がせば転がすたびに大きくなります。
しかし、そのままにしておけば溶けてしまいます。悟りも精進すればするほど深くなりますがこれを怠れば霧消となります。只管打坐のごとく何事にも精一杯ひたすらになすことです。